12月10日グループワーク

よこうちクリニックでは月に一度、土曜日に
「発達障がいをお子様に持つ パパとママのためのグループワーク発達障がいグループワーク」を行っています。
先日11月16日(土)に第1回目のグループワークが行われました。
8人の方々が参加されました。
このブログを通して、参加した方、参加していない方、どちらの方々にも振り返りや今後の日常活動にすこしでも参考にしていただければ幸いです。

パパとママのグループワークを始める理由


5年前発達障害のGWを始め、年齢制限はしていなっかたが、実際は就労しているか就労を目指している大人の年齢層の参加になった。
限られた年齢層だけでいいのかなと思いが生じた。
現在発達障害の理解が進む中、子供の発達障害の特性の良いところを伸ばし、苦手なところは援助を求める経験を積んでいくことが大切と考えるようになった。

支援の際、本人が混乱しないよう親や教師、主治医など支援者はお互いに連携することも大切と考えた。
子供のうちから特性を伸ばして楽に生きられるように、できるだけトラウマを負うことなく大人になっていってほしいとの思いを抱いた。

オリジナル曲「天使」の構成を例に取り、
1番は親や家族が受け入れること
2番は学校友人との関わりが良好なこと
3番は社会が受け入れることが大切と思う。

なぜグループワークに参加しようと思ったか、参加者の方の動機


・他の親御さんの話を聞ける機会がほしい
・子供が成長するにつれて困ることがあるだろうと思い参加した。
・自分みたいに苦労せず育ってほしい等が聞かれた。

困りごととそれに対するアドバイス
・散らかし放題、片付けられない
Dr: 片付けられないことを叱らない。
片付けられる方法を2人で考えていく。
色分けした箱や、部屋の中を色別ゾーンに分けるなど視覚から入ることも大切ですね。

・着替えが困難なのはどうすれば良いか?
Dr: 本人の嫌いな服を無理に着せない。
「3歳くらいまでに〇〇」と育児書に書いてあっても、3歳にこだわらない。

参加者: ママとどっちが早く着替えられるか競争してみた。
Dr: 競争したらママが負けるようにして早くできたことを褒める。

他の参加者: かかとが無い靴下やボタンがない服は着やすい。

以下は参加者の方々のお互いへのアドバイスや、経験談のいくつかをピックアップしたものです。



◯ 環境が変わったら落ち着いた。相手を受け入れられるようになった。
◯ グループワークでいろいろな人の話を聞いて、しんどいのは自分だけじゃないと思い、落ち着きを取り戻した。
◯ 自分も発達障害がありこだわりが強くとことんまで突き詰めた。行き着くところまで来たら自分がわかった。パズルが合わさったような感覚になった。

◯ 子供のこだわりが強くて…
こだわりが捨てられるのであれば発達障害ではない。できるだけこだわりも含めて受け入れることが大切であると説明する。