2026年3月の発達障がいグループワーク

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2026年3月の発達障がいグループワーク

2026年3月7日、クリニック奥の多目的室にて、月例の発達障がいグループワークが開催されました。
今回は4名の方が参加され、そのうち2名は初めてのご参加でした。

少人数ならではの落ち着いた雰囲気の中で会が進められました。

今月のテーマ

「社会の中での発達障がい」

発達障がいを社会の中でどのように理解し、どのように向き合っていくのか。
医療や社会の変化にも触れながら考える時間となりました。

前半 理事長によるミニ講義

講義ではまず、発達障がいに対する社会の認識がここ数十年で大きく変化してきたことが紹介されました。

 

20年ほど前には、発達障がいという概念が十分に広く知られておらず、誤った診断がなされることもあったと言われています。
また、一度診断がつくとその後の見直しが行われにくいという課題もあることが説明されました。

              

近年は社会の認知が進み、著名人が自身の発達障がいについて公表するケースも増えています。
一方で、発達障がいの診療に十分対応している医師がまだ多くないという現状についても触れられました。

統計的にも、発達障がいの特性を持つ人の割合は、30年前には45%程度と考えられていましたが、現在ではグレーゾーンを含めると約16%、およそ6人に1とも言われています。

こうした背景から、発達障がいを「病気」として捉えるのではなく、一人ひとりの特性として理解する視点が大切であることが説明されました。

 

特性そのものに治療が必要なわけではありませんが、特性によって生じる二次的な困りごとや生活上の障がいについては、医療や支援が役立つ場合があります。
生活上の困難を減らすための工夫や訓練を通して、社会生活を送りやすくすることが重要であると話されました。

 

また、最近では家具や家電などの生活用品によって、日常生活の困りごとを補う工夫も増えています。
企業の中には、発達障がいの特性を持つ経営者がその視点を生かし、社会に新しい価値を提供している例も紹介されました。

 

講義では「特性そのものに注目するのではなく、実際の困りごとに目を向けることが大切」という考え方も共有されました。

さらに、近年は社会全体の人材不足も背景となり、発達障がいの特性を持つ人の就労機会も少しずつ広がっていることが紹介されました。
実際の症例をもとにした成功例も紹介され、参加者の皆さんが熱心に耳を傾けている様子が印象的でした。

後半 グループワーク

後半は、参加者同士でのグループワークの時間です。

この日は少人数ということもあり、落ち着いた雰囲気の中で自然と会話が広がりました。
理事長が資料を取りに席を外している間も、参加者同士で情報交換が続き、それぞれの経験や工夫が共有されていました。

             

初めて参加された方も、安心した様子で話を聞いたり頷いたりされており、和やかな時間となりました。

社会の中で理解が広がることを願って

発達障がいについての理解は、少しずつ社会の中で広がりつつあります。
今回のグループワークも、医療の視点だけでなく、社会との関わり方を考える機会となりました。

これからも、安心して話を聞いたり、思いを共有できる場として続けていきたいと思います。

 

次回は2026年4月4日(土)、130分~330分  

クリニック多目的室にて

テーマは

「発達障がいと薬物療法について」

            

 

※令和8年の「発達障がい グループワーク」の日程が決まりました。

  • 毎月第1土曜日、5月は第2土曜日、午後130分~330
  • クリニック多目的室にて

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44日(土)

59日(土)、66日(土)、74日(土)、81日(土)

95日(土)、103日(土)、117日(土)、125日(土)

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他院で診断を受けた方のご家族も参加可能です。

詳細は当院スタッフまでお尋ねください。
 0721-50-2810 (9:00~11:50, 17:00~18:50)

たくさんのご参加をお待ちしています。