2025年4月の発達障がいグループワーク 

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2025年4月5日、クリニック奥の多目的室で、月例のグループワークが行われました。
男性5名、女性6名、ご家族の参加もありました。

今月のテーマは
「発達障がいと家庭環境」

理事長によるミニ講義:「発達障がいと家庭環境」
今回のミニ講義では、発達障がいの遺伝的要因についての説明がありました。
発達障がいは遺伝的な要素が強く、家族内で同じ特性を持つことが多いとされています。
それと同時に、家庭環境が子どもの発達や生活のしやすさに大きく影響することも指摘されました。
特に、

  • 安定した家庭環境、安心できる場所が子どもの成長を支えること
  • 親の適切な関わりが、子どもの自己肯定感を育むこと
  • そういった積み重ねが症状や辛さの軽減に繋がること

といった点が強調されました。


参加者からは、
「親としてどう対応すればよいか?」
といった質問があり、ドクターから個々の状況に合わせた具体的なアドバイスが提供されました。

また新しい治療法が開発されているなど、興味深い情報の提供もありました。

初めての参加者の方は「知らなかったことを知ることが出来ました」等の感想がありました。

グループワーク:「困っていることの共有と対処法」
後半のグループワークでは、参加者同士が自身の経験を共有しました。
「同じような悩みを抱えている人がいると知るだけで安心した」
「試してみたい対処法を知ることができた」といった声が聞かれました。

日常の困りごとについて参加者の方々が話し合い、具体的な工夫や対応策が出されました。

グループワークは専門医師から受ける講義に加えて、参加者同士が支え合える場となっています。
初めての方も安心してご参加ください。

次回の開催日は5月10日(土曜)です。
通常は第1土曜ですが、ゴールデンウイークのため、第2土曜の開催となります。

テーマは
・発達障がいの専門医がなぜ増えないか
・精神科医療における発達障がいの立ち位置
たくさんご参加ください。

※院長からのお願い
診察の際に「何を話せばいいかわからない」とお感じの時は、最近の体調や気になる症状、相談したいことをメモやスマホに記録し、ご持参ください。診察がスムーズになり、より適切な治療につながります。
ちょっとしたメモでも構いませんので是非ご協力をお願い致します。