2026年2月の発達障がいグループワーク

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2026年2月7日、クリニック奥の多目的室にて、月例の発達障がいグループワークが開催されました。
今回も、ご本人やご家族など、さまざまなお立場の方にご参加いただきました。

今月のテーマ

「家庭生活での発達障がいを考える」

家庭という、もっとも身近な場面で発達障がいをどのように理解し、向き合っていくか。
今回は家族のつながりという視点から考えます。

前半 理事長によるミニ講義

 

講義ではまず、世代ごとの背景の違いについて触れられました。

現在70代以上の世代では、ご自身に発達障がいがあっても発達障がいという概念そのものが十分に知られていない時代で、ご自身の特性を自覚することなく子育てをしてこられた方も多くいらっしゃいます。
子どもに特性があっても「個性」や「しつけの問題」として受け止められ、時には叱責を中心とした関わりが行われてきた歴史があることが共有されました。

 

そのような環境の中で育った30代、40代の世代の中には、発達障がいの特性を持ちながら、理解や支援を受ける機会が少なかった方もおられます。
十分に理解されないまま叱責を受け続けることで、生きづらさが強まってしまう場合もあります。

そして親となったとき、自分が育てられた方法を無意識のうちに繰り返してしまうことがある――


家庭の中で世代を超えて影響が連なっていく可能性について、丁寧に説明がありました。

 

そのうえで、子どもが生まれたときには、その子自身だけでなく、親や祖父母の世代も含めた家族全体の背景を見つめる視点が大切であることが語られました。
目の前の困りごとだけではなく、家族の関係性やこれまでの歩みを理解することが、支援の大きな手がかりになる、というお話でした。

家族の関わりと予後について

講義の中では、興味深いお話もありました。

親の特性が比較的軽い場合、子どもの困りごとが強くても、家庭の中での理解や配慮が働きやすく、結果として予後が良いことがある。


一方で、親自身の困りごとが大きい場合には、子どもの特性が軽くても支援が難しくなり、予後に影響が出ることがある――

ここで強調されていたのは、「家族の中でどれだけ配慮と思いやりを持てるか」という点でした。

 


特に思春期には、過剰な配慮がかえって自立を妨げる場合もあるため、バランスが大切であることが伝えられました。

 

 

後半 グループワーク

後半は、参加者同士でのグループワークの時間となりました。
家庭での関わりについて、それぞれの立場から感じていることを共有し合いながら、耳を傾け合う時間となりました。

発達障がいを考えるとき、本人の特性だけでなく、家族という環境の影響も大きな意味を持ちます。
今回のグループワークは、理解を深めるために家族という視点を見つめ直す時間となりました。

 

「世代の違いを知ることで少し見え方が変わった」

との声も聞かれ、安心して語り合える雰囲気の中で会は締めくくられました。

次回は2026年3月7日(土)、130分~330分  

クリニック多目的室にて

テーマは

「社会の中での発達障がい」

 

※令和8年の「発達障がい グループワーク」の日程が決まりました。

  • 毎月第1土曜日、5月は第2土曜日、午後130分~330
  • クリニック多目的室にて

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37日(土)、44日(土)

59日(土)、66日(土)、74日(土)、81日(土)

95日(土)、103日(土)、117日(土)、125日(土)

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他院で診断を受けた方のご家族も参加可能です。

詳細は当院スタッフまでお尋ねください。
 0721-50-2810 (9:00~11:50, 17:00~18:50)

たくさんのご参加をお待ちしています。